教育保育の特色・ねらい
 1)乳幼児期の子どもの生命の保持が図られ、安定した情緒のもとで、周囲への愛着と信頼関係を築きながら、家庭 的な安心感をもって、生活できるよう配慮します
 2)人格形成の大切な乳幼児期にある子どもたちが、祈りのある生活の中で神の存在を知り敬い、自分を大切にしな がらまわりの人を愛し、赦しあう豊かな人間性を培います。
 3)三歳以上児は、縦割りクラス編成のもと、年齢の違う子どもたちが互いに助け合い学び合う中で協調性や思いやりいたわり合う心を培います。
 4)一人ひとりの発達プログラムに応じたモンテッソーリ教育法を通して、整えられた環境の中で自主選択個別活動により、一人ひとりの生きる力を最大限に引き出すための援助を行います。 
 5)同年齢の発達段階に応じた成長を図り、運動や描画・音楽などの表現活動を豊かにするため、学年別による保育を行います

めざすこども像
 ☆神さまに親しみ、祈りを楽しむこども
 ☆誰にでもやさしさと思いやりをもって仲良くできるこども
 ☆心と身体を十分に使って何事にも意欲的にやりとげようとするこども

 ☆よく聞き、よく考え、工夫しながら互いに思いを伝え合えるこども
 ☆基本的なあいさつ「おはようございます」「さようなら」「ありがとうございます」「ごめんなさい」を自分から素直に言え るこども

モンテッソーリ教育法による自主選択個別活動の内容
●日常生活 
幼児は誕生とともに自立に向かって、自らの建設を始めます。
自分の体を自由に使い、環境に適応する時、平和な心と自己実現ができるのです。
モンテッソーリ教育では、子どもが日常の生活の中から課題を設け、繰り返し活動することで、運動機能の調整や物の使い方を体得していきます。
●感覚教育 
子どもは、日常生活で出会うさまざまな具体物をさらに正確に把握できるように、五感を洗練させる内面の要求を持っています。
比べたり、分けたり、並べたりする中で物の性質の違いに気付き、知的な活動を促し、注意力、観察力、思考力などが育ち、本物に触れるのです。
気付く、発見する、抽象化する能力が次の課題へと興味を示します。
●数教育 
子どもの数量に対する興味は大きく、感覚的に把握していた対象物をより正確に数量で確かめたい要求があります。
楽しく数を扱う子どもの姿は、数を段階的に系統的に導くことの大切さを教えてくれるでしょう。
数教育は、子どもの精神活動とともに人格形成に及ぼす影響は目をみはるものがあります。
●言語教育 
言葉は、人間の財産であり人との関わりをもつコミュニケーションの手段のひとつです。
聞く、話す、書く、読むことを整えられた楽しい教材を使い、生活の中の物の名前を知り、自由に表現できる力を身につけます。
●文化教育 
子どもは探求心が強く、日常生活の出会いの中で文化の影響は大きいものがあります。
身近な環境から自然の力に魅かれて、命を育む植物を愛し、動物の生体に感動し、地球と天体の不思議な法則性に驚くものです。
地理、歴史、芸術、宗教に関することなどを生活の場面を通して学び、世界の関心を深め平和的思考を養います。
【自主選択による個別活動】
各クラスに設定されている教具や教材を自分で選び、満足ゆくまで取組むという、自主選択による個別活動の時間を大切にしています。
一人ひとりが興味や成長段階に応じて選び、自主的に作業(仕事)に取組み、集中して関わることで、意志の発達を助け、自立を促し、個々人のもつ生活力を引き出し、個性の充実を図ります。

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